Record China 2009年12月20日(日) 3時28分
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18日、陝西省秦嶺で中国国内4番目となる「陝西秦嶺パンダ繁育基地」が着工された。資料写真。
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2009年12月18日、陝西省秦嶺で中国国内4番目となる「陝西秦嶺パンダ繁育基地」が着工された。中国新聞社が伝えた。
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今回着工されたこの基地は、四川省の「臥龍パンダ保護研究センター」「成都パンダ繁育研究基地」、北京市の「北京動物園」に続く、中国国内で4番目のパンダ繁育基地で、計画総面積は287.4ha、総投資額は6954万元(約9億2100万円)となっている。
記事によると、陝西省秦嶺一帯に生息するパンダは、一般に良く知られている四川省のパンダとは明らかに異なる遺伝特性を持っている。四川省のパンダの頭はクマに近い形なのに対し、秦嶺のパンダの頭はネコに近い形で、比較的大きな牙を持つ。また、秦嶺のパンダの腹部分の毛の色は茶色で、胸の斑点は黒味がかった茶色だという。
現在、秦嶺のパンダが生息している地域は19か所の自然保護地区にまたがっており、総面積は約60万6800haに及んでいる。確認されている総頭数は273頭で、100平方キロメートル当たり平均7.8頭が生息している。また、これ以外にも人工飼育されているパンダが22頭いるという。
陝西省林業庁の唐周懐(タン・ジョウホアイ)副庁長は「パンダ繁育基地は飼料基地と繁育センターの2つに大きく分かれる。繁育センターはさらに飼育区、研究・繁育区、管理・生活区に細分され、パンダの出産、子育て、食料管理などをサポートしていく」と紹介した。専門家は「基地完成までの工期は約3年」としており、完成後1〜2年で基地内のパンダの数が40頭前後になると見ている。(翻訳・編集/HA)
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