2009年12月20日、中国国営中央テレビ（CCTV）の大みそかスペシャル番組「春節聯歓晩会」（春晩）が、今年は「口パク」を解禁する意向を明らかにした。「口パク」を禁止した昨年は歌手たちの真の実力が露呈。悪評が飛び交ったため、出演辞退する人気歌手も出たためだ。21日付で新華網が伝えた。

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中国では昨年、北京五輪開会式で革命歌を披露した人気子役の歌が実は口パクであったことが発覚し、口パクを批判する声が噴出。大みそかの国民的番組「春晩」でも、口パクを全面的に禁止した。ところが、出演した人気歌手が音程を外したり、コーラスがかみ合わない場面が見られたりするなど次々と失態を披露、視聴者の酷評を受ける散々な結果となった。

そのため、今年は真の実力が露呈することを恐れた一部の人気歌手が出演を辞退する動きも見られていた。番組側はこれを受け、一部の歌手に口パクを許可する意向も示しているという。（翻訳・編集/NN）