今年の大学卒業生の就職率74%、平均初任給は低下―中国

Record China    2009年12月24日(木) 15時35分

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22日、中国教育部によると、今年7月に卒業した大学生の就職率が9月1日現在で74%に達していることが分かった。ただし、不景気などの影響を受けて、平均初任給は明らかに下がっているという。写真はアモイ大学で開催された就職フェア。

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2009年12月22日、中国教育部によると、今年7月に卒業した大学生の就職率は、政府の一連の政策などの効果により当初の予想よりも良く、9月1日現在で74%に達していることが分かった。人民日報(電子版)が伝えた。

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ただし、金融危機などによる不景気の影響を受けて、初任給の平均額は明らかに下がっており、過去に企業に人気のあった学部・分野の卒業生が今年は一転して就職に苦しむなどの局面も見られた。

一方、農村地区からの出稼ぎ労働者(農民工)の就業状況も年初の予想よりも良くなっている。今年2月、金融危機の影響で約2000万人の農民工が職を失い、春節(旧正月)前に帰郷した。また、春節に帰省した約7000万人の農民工のうち、約80%が春節後に都会へ戻ってきたにもかかわらず、職にありついたのは約1100万人に過ぎなかった。しかし、中国経済の回復により、今年6月ごろから農民工の就業状況も大きく改善し、東南地区の沿海部では「人手不足」問題さえ発生するほどになったという。

中国人力資源・社会保障部が全国250村を対象に行った農民工の就業状況調査によると、09年9月末現在、故郷を離れて働いている農民工は全国で1億5198万人で、6月末に比べて101万人(0.67%)増となり、就業状況の改善傾向が明らかになっている。(翻訳・編集/HA)

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