Record China 2009年12月30日(水) 7時35分
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24日、北京科技報は記事「中国の贋作骨董ブーム、マーケットにあふれかえるニセモノ」を掲載した。贋作骨董品製づくりが盛んな河南省ではニセモノ作りを産業とする村がいくつも存在するという。写真は今年8月、南京市骨董市場での無料鑑定会。
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2009年12月24日、北京科技報は記事「中国の贋作骨董ブーム、マーケットにあふれかえるニセモノ」を掲載した。
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北京市の骨董市場・潘家園骨董市場。この市場では骨董品の贋作が数多く販売されている。この市場で仕入れられた安値の贋作骨董品の多くは、骨董品店のショーケースに本物として並べられることになる。
北京市で流通している贋作の多くは河南省で製造されたもの。河南省平頂山市宝豊県汝瓷研究所の馬聚魁(マー・ジュークイ)所長によると、同省には贋作作りを主要産業としている村がいくつもある。ある300世帯ほどの小さな村には20以上もの贋作工場があり、加えて無数の小工房まであるのだとか。
もちろん本物の骨董品らしく見せる手法もすでに確立している。磁器の場合には完成後、2〜3年土に埋めておき、最後に塩酸と無水アルコールを塗布する。こうすれば磁器に土がしっかりと張り付き、あたかも長年土に埋もれていたように見えるのだという。銅器の場合には分厚い手袋をはめた職人がへりを手でこすり、鉄の棒で叩いてゆがみをつくる。最後に使用した形跡をつくるため、化学薬品を塗って腐蝕層を作り上げる。
北京大学文化財学院の李彦君(リー・イエンジュン)院長によると、中国骨董品市場の問題点は市場秩序が乱れている点だという。すなわち、最も怪しげに見える露店や個人商店がまだましで、正式な店舗の方がニセモノが多い。いや、それどころか、一番ニセモノが多いのは、正規の企業によるオークションだとか。なんと半数以上がニセモノだという。「真贋についてはオークション企業は責任を負わない」という条項があり、こうした無法がまかり通っていると明かした。(翻訳・編集/KT)
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