中国で働く米国人、苦労のタネは「文化的衝突」―米紙

Record China    2009年12月27日(日) 15時58分

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24日、米紙は「中国で働く米国人が文化的衝突に遭っている」と題した記事で、中国で働く米国人は増えているが、育った環境や文化背景が違いすぎるため、様々な摩擦を味わっていると報じた。写真は米ニューヨークのチャイナタウン。

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2009年12月24日、米紙ニューヨーク・タイムズは「中国で働く米国人が文化的衝突に遭っている」と題した記事で、中国で働く米国人は増えているが、育った環境や文化背景が違いすぎるため、様々な摩擦を味わっていると報じた。25日付で環球時報が伝えた。

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記事によれば、中国の驚異的な経済成長や失業率の低さに魅力を感じ、中国で仕事を求める20〜30代の米国人が増えている。だが、ノースカロライナ大学のダラス教授によれば、米国人の育った環境が中国とはあまりにも違いすぎる。米国人は生まれた時から自由市場に慣れている。一方、同年代の中国人が生まれたのはちょうど中国が改革開放政策を始めたころ。彼らは計画経済から市場経済への移り変わりとともに育っているのだ。

米国系のコンサルティング会社で働くノルマン氏によれば、欧米では仕事が早い方が評価されるが、中国では指示を聞きながらじっくりと進めなければならない。また、中国人は上司や同僚と頻繁に食事をするなどして友達のような関係を築こうとするが、米国ではそのようなことはあり得ない。

中国のサラリーマンは「目上には絶対服従」「何でもすべて丸暗記」という教育体制の中で育ってきたが、米国人は権威に服従せず、自己表現が大切だと教えられている。そのため、米国人から見た中国人は「優柔不断で自信に欠けている」、反対に中国人から見た米国人は「いい加減で他人の気持ちを考えない」となる。これほど違えば一緒に仕事をする上で何らかの摩擦や衝突が起きても不思議ではない、と記事は指摘した。(翻訳・編集/NN)

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