農民工子女、8割が高校進学を断念=生活・家庭環境面で深刻なハンディ―湖北省武漢市

Record China    2009年12月29日(火) 8時42分

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27日、武漢市に住む農民工の子女たちの大部分が中学卒業後、職業訓練校に進学するか進学をあきらめ働きに出ることがわかった。写真は同市の農民工子女のための小学校。

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2009年12月27日、中国青年報によると、武漢市に住む農民工(出稼ぎ労働者)の子女たちの大部分が中学卒業後、職業訓練校に進学するか、進学をあきらめ働きに出ることがわかった。

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武漢大学の学生チームが、中学3年生に在籍する同市の農民工の子女300人を対象に調査を行った。統計によると、「高校に進学」と答えたのはわずか18%で、72%が「技術訓練学校や職業高校に進学」と回答。残りの10%は「働きに出る」と答えた。

同記事は、「この調査結果は、多くの農民工の子女が生きていくために技術を身につける必要に迫られている」と指摘した。その原因として、家庭の経済状況が許さないこと、すぐに働きに出て家庭に収入をもたらすことを期待されていること、小中学校において学習意欲を失ってしまったこと、などが挙げられている。

同調査はまた、農民工の子女たちの多くは勉強に意義を見出せず、成績もおしなべて平均以下であることを指摘し、努力する動機が不足していると分析した。その背景には、勉強を重視しない家族や生活環境、都会の学校の方針やリズムについていけないこと、教師の生徒に対するコミュニケーション不足などがあるとしている。(翻訳・編集/津野尾)

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