Record China 2009年12月28日(月) 13時26分
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2009年12月27日、河南省文物局は北京市で記者会見を開き、三国時代の英雄である魏の武王・曹操の墓と遺体が発見されたと発表した。世紀の大発見を喜ぶ声もある一方で、「ニセモノなのでは」と疑う声も多いようだ。写真は問題の墳墓と出土品。
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2009年12月27日、河南省文物局は北京市で記者会見を開き、三国時代の英雄である魏の武王・曹操の墓と遺体が発見されたと発表した。世紀の大発見を喜ぶ声もある一方で、「ニセモノなのでは」と疑う声も多いようだ。
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「曹操の墳墓発見」の大ニュースはまたたく間に各メディアに転載され、ネット掲示板の話題の的となった。なにせ多くの三国志ファンが色めき立っている。ところが素直に喜べず、ニセモノではないかと疑う声も根強いようだ。昨年から今年にかけ、中国では映画「レッドクリフ」(原題は「赤壁」)が空前の大ヒットとなった。同年に「たまたま」曹操の墓が発見されるというタイミングをできすぎだと指摘する声も上がっている。
無錫新メディア掲載の方歌吟氏によるコラムも「ニセモノ」ではないかと疑っている。曹操の墓が見つかれば、所在地の安陽市にもたらされる経済的利益は莫大なものとなるだけに、どうにかして墓を「見つけ出したい」という動機は十分にある。河南省文物局は、墳墓の規模や様式、副葬品の年代、埋葬者の年齢などを証拠として挙げているが、最も決定的な証拠は、「魏武王常所用格虎大戟」(魏武王が愛用した戈)、「魏武王常所用格虎大刀」(魏武王が愛用した太刀)と書かれた石碑。しかしこれまで何度も盗掘されたという墓にこれほど貴重な文物が残されている物だろうか?さらに「武王」は漢の献帝による諡。墳墓に埋める物には書かれないのが一般的だとして、最も有力な証拠が最も疑わしい疑惑になったと指摘し、本当に曹操の墓であるかどうか、結論を下すのはまだ早すぎると主張している。(翻訳・編集/KT)
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