日中歴史共同研究で共通認識、「南京事件は反人道的な虐殺行為」―中国紙

Record China    2009年12月29日(火) 17時59分

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28日、中国メディアは、東京で開かれた「日中歴史共同研究委員会」で、南京事件について「大規模な反人道的虐殺行為である」との共通認識を得たと報じた。写真は12月13日、江蘇省南京市の南京大虐殺記念館で行われた72周年記念追悼式。

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2009年12月28日、中国の華僑向け通信社・中国新聞社(電子版)は、東京で24日に開かれた日中両国の有識者による「日中歴史共同研究委員会」で、南京事件について「大規模な反人道的虐殺行為である」との共通認識を得たと報じた。中国新聞網が伝えた。

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記事は、中国側代表の中国社会科学院近代史研究所の歩平(ブー・ピン)所長の話として伝えた。歩所長によると、今回発表された総論は双方の学者が十分な意見交換と討論を重ねた末にまとめたもので、各委員が時代ごとに執筆した論文は作者の見方が反映されている。歩所長はまた、中国側が強調してきた日中戦争の位置づけについて、「侵略戦争であり、南京事件は大規模な反人道的虐殺行為である」との共通認識を得たと報告した。

記事によれば、中国側は中国社会科学院と北京大学から10人の学者が参加した。同委員会の研究範囲は日中両国の2000年の交流の歴史で、研究目的は歴史に関する客観的な認識と相互理解を深めること。06年10月の日中首脳会談において、年内に同委員会を立ち上げることで合意、日中双方の有識者10人から構成されている。(翻訳・編集/NN)

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