IELTS受験者が急増、米国留学めざす学生が中心―中国

Record China    2010年1月3日(日) 22時35分

拡大

29日、2009年の中国国内のIELTS受験者は30万人を突破、2008年と比べ15%増加した。このうち6割は19歳から22歳までの学生で、海外で大学院に進学することを希望している。資料写真。

(1 / 3 枚)

2009年12月29日、新快報によると、09年の中国国内のIELTS受験者は30万人を突破、2008年と比べ15%増加した。このうち6割は19歳から22歳までの学生で、海外での修士号取得を希望している。IELTSはケンブリッジ大学などが運営する英語検定試験。

その他の写真

ブリティッシュ・カウンシルIELTS中国地区ディレクターの史哲明(シー・ジャーミン)氏は「中国でのIELTSへの需要は、留学や移民申請における同試験の意義が認められていることを意味している」と語る。09年には「IELTSを受けてアメリカへ」というキャンペーンが行われ、本来イギリスで開発された試験であるにもかかわらず、米国全土の80%にあたる2500以上の高等教育機関で出願資格を証明するものとして認可された。このため、米国留学の夢を実現しようと、多くの中国人学生が受験に乗り出した。

受験者の中で最も多いのは大学生だ。イギリス大使館文化教育処の広東省広州市でのデータによると19歳〜22歳の大学生が最も多く、これに続くのは大学卒業後1年前後の23歳〜25歳。さらに18歳以下の高校生が続く。IELTS受験対策をうたった語学学校にも履修者が殺到しており、学校関係者によると「高校生の受験者数増加が最も速い」という。また、IELTSをTOEICなどと同様、人事考課の対象とする企業も増えている。

今後、こうした受験生の増加から、コンピューターを用いての受験も計画されているが、関係者によると「日程は未定だ」という。留学のための指標の一つとなったIELTS、問題の傾向や形式など細かい点に関しても注目度が高まっている。(翻訳・編集/小坂)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携