高速鉄道時代に突入!「和諧号」武漢―広州区間開通によってもたらされるもの―中国

Record China    2009年12月30日(水) 20時7分

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27日、最高時速350キロを誇る中国の高速鉄道「和諧号」が26日、湖北省武漢市と広東省広州市を結ぶ区間(全長1068キロ)で運行を開始したことを、海外各紙が報じた。写真は和諧号と武漢駅。

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2009年12月27日、最高時速350キロを誇る中国の高速鉄道「和諧号」が26日、湖北省武漢市と広東省広州市を結ぶ区間(全長1068キロ)で運行を開始したことを、海外各紙が報じた。28日付で環球時報が伝えた。

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香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは「世界最速の列車が運行を開始」とのタイトルで、北京―香港を結ぶ高速鉄道4区間のうちの1区間が開通したと伝えた。4区間すべてが開通すれば、現在の所要時間23時間が8時間に短縮されると紹介した。アディダスなどグローバル企業や広東省の有名企業も、同鉄道の沿線各都市に業務を展開する計画だという。

しかし、未着工の広州―香港区間にあたっては、香港側の652億香港ドル(約7738億円)の負担をめぐって議論が噴出しているという。

インド紙タイム・オブ・インディアは、同高速鉄道が中国中部(武漢市)と高度に発展した珠江デルタを結ぶことになり、これが中国中部の発展の起爆剤になるだろうと論じた。また、中国が鉄道総距離を現在の8万6000キロから12万キロに延長する目標を掲げていることも報じた。

第1ドイツテレビも、中期的にみれば、高速鉄道と飛行機との競争が生じると予測し、これを中国政府が強調する革新的技術が結実した形だとみる。また中国の野心は交通鉄道技術を他国に輸出することにあるとし、ドイツにとっても脅威となる可能性を指摘した。(翻訳・編集/津野尾)

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