<英中><続報>首相訪中延期など広がる英国人死刑の波紋、関係悪化に懸念―英紙

Record China    2010年1月1日(金) 14時48分

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09年12月29日、中国で英国人麻薬密輸犯の死刑が執行された。英国では「人権無視」と批判の声が高まっており、両国関係への影響が懸念されている。写真は2005年、北京を訪問したブラウン首相(当時は外相)。

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2009年12月29日、中国で英国人麻薬密輸犯のアクマル・シャイフ死刑囚の刑が執行された。英国では「人権無視」と批判の声が高まっており、英中関係への影響が懸念されている。31日、環球時報が伝えた。

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29日、ルイス外務担当閣外相は傅瑩(フー・イン)駐英国中国大使と面会し、40分以上もこの問題について話し合った。30日付英紙ガーディアンによると、ルイス外務担当閣外相は「無意味な脅しをかけるつもりはない」と、現時点では口頭での批判以上の行動に出るつもりはないとしつつも、「英国市民の抗議は非常に多く、通常の事件ではない」として今後も交渉を続ける方針を示した。また同紙によると、2010年1月に北京での開催が予定されていた英中の「人権会談」はすでに取り消されたという。

30日付英紙タイムズは、政府に対中戦略を再考するよう呼びかけた。また中国との接触を断つ戦略はありえないが、少なくとも「信頼は失われた」との英政府関係者のコメントを掲載している。同紙は、2010年1、2月に計画されていたブラウン首相の訪中計画は延期されたと報じている。ただし英政府は訪中延期と死刑問題は関係ないとコメントしている。(翻訳・編集/KT)

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