輸出がダメなら現地生産で!中国の携帯電話業界、インドへ年産1千万台の工場建設へ―中国紙

Record China    2010年1月6日(水) 10時13分

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2日、中国広東省深セン市の携帯電話メーカーが共同で、インドに生産工場を建設する計画を明らかにした。インドでは昨年、輸入携帯電話の品質基準を厳しくしたことで、中国製の「パクリ携帯電話」が締め出されたばかり。写真は中国の携帯電話製造工場。

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2010年1月2日、中国広東省深セン市の携帯電話メーカー10社以上が、インドに生産工場を共同で建設する計画を明らかにした。インドでは昨年、輸入携帯電話の品質基準を厳しくしたことで、中国製の「パクリ携帯電話」が締め出されたばかり。3日付で深セン商報が伝えた。

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深セン市通信連合会の唐瑞金(タン・ルイジン)秘書長によると、同市の携帯電話メーカーなど10社以上が共同で、インドに年産1000万台規模の生産工場を建設する。投資額は計1000万ドル。インドなど東南アジア市場向けの生産拠点になるという。

深センは中国最大の携帯電話製造拠点。記事によれば、08年上半期のピーク時には2000社以上のメーカーが軒を連ね、全国の生産台数の80%を占めたが、世界的な金融危機により、中小メーカーや「パクリ携帯」メーカーが相次いで倒産した。しかし、中国経済の回復に伴い、深センの携帯産業も復活。深セン税関の統計によると、昨年11月の携帯電話輸出台数は前年同期比37.7%増の2792万台に達し、単月としては過去最高を記録した。

一方、インド携帯電話連盟(ICA)の推計によると、インドでは昨年、毎月400〜500万台の携帯電話端末が中国から輸入されていたが、そのおよそ3分の1がパクリ携帯だった。そのため、インド当局は昨年6月、「シリアルナンバー(IMEI)のない携帯電話の輸入を禁止する」と発表、これにより、中国からの輸入携帯電話が激減していた。(翻訳・編集/NN)

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