貴重な恐竜の卵の化石、多くが散逸、価値知らずに破壊された恐れも―広東省河源市

Record China    2010年1月7日(木) 19時4分

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5日、広東省河源市で発見された恐竜の卵の化石のうち、博物館への収蔵は数分の1程度に止まることが分かった。多くは付近の住民などが保管しているか、開発工事などの際に壊されてしまったという。写真は同市で発見された恐竜の卵の化石。

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2010年1月5日、広東省河源市は恐竜の卵の化石が数多く眠っていることで知られるが、発見された化石のうち博物館への収蔵は数分の1程度に止まることが分かった。残りの多くは付近の住民などが保管しているか、開発工事などの際に知らずに壊されてしまったという。羊城晩報が伝えた。

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河源市で初めて恐竜の卵の化石が発見されたのは14年前。同市博物館には現在、約1万5000個が収蔵されているが、専門家は、この約2倍にあたる3万個以上を民間人が保管していると推測する。また、素人には貴重な化石であることが判別しにくいため、開発工事などの際、知らずに壊されてしまったものも5万個近くに上ると見られている。同市にはこのほかにも未発見の恐竜の卵の化石が多数あるとされているが、資金不足のため、十分な保護が出来ない状態だという。

同市では恐竜の卵の化石を発見し、当局に通報した市民に対し、報奨金を支給している。その甲斐あってか、今のところ発見されたうちの7割が市民からの通報によるものだという。(翻訳・編集/NN)

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