2010年1月6日、鳩山由紀夫首相は健康を理由に辞意を表明した藤井裕久財務相に代わり、菅直人副総理を起用する方針を示した。第二次補正及び2010年度予算編成直前の財務相交代という異例の事態を中国メディアは大きく取り上げている。

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昨年末に検査入院した藤井財務相は健康上の不安を理由に辞意を表明した。6日付新華網は健康問題は表面上の理由に過ぎず、藤井財務相と小沢一郎幹事長の確執、さらに政治主導を唱えて予算編成に影響を及ぼそうとした菅直人副総理との対立が真の原因であったとの日本関係筋のコメントを取り上げた。

1月7日、新華社は馮武勇（フォン・ウーヨン）氏の署名記事「老財務相の辞職が日本財政の動揺招く」を掲載した。日本の国債発行額は2009年、GDP比で219％という天文学的な数字となっている。後任の財務相も財政拡大路線を採ることは難しいと指摘しつつも、景気対策を求める声に重鎮である藤井財務相ほどの力で抵抗できるかは難しいと分析。日本国債市場崩壊の可能性に言及した。（翻訳・編集/KT）