「中国の成長はカナダの利益」=貿易の対米依存度引き下げが可能に―カナダ紙

Record China    2010年1月12日(火) 7時30分

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5日、カナダ紙が中国の成長はカナダの利益につながると論じた。写真は開設したカナダ駐中国大使館・重慶領事館。

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2010年1月5日、カナダ紙「The Globe and Mail」は、中国の成長はカナダの利益につながると論じた。7日付で環球時報が伝えた。

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同記事は「カナダは経済危機から手痛い教訓を得た」と指摘、それは最大の貿易相手国・米国への依存がカナダの経済停滞をもたらしたとことだ。このことを踏まえ、カナダは今後、第2の貿易相手国・中国との取引量が増加させていくだろうと分析した。

同記事によると、09年のカナダの対中貿易額は540億カナダドル(約4兆8000万円)にとどまり、6000億ドル(約55兆6000万円)の米国との差は明らか。だからこそ、今後の成長の余地は大きいと同記事は指摘する。08〜09年、中国は大不況に陥ることを避けた。2010年も、米国の4倍の8.6%のGDP成長率で世界経済を牽引している。同紙は、09年、中国がすでに世界最大の輸出国となったことを指摘し、「この勢いが続けば中国は2035年には世界最大の経済体となると予想される」としている。

カナダ貿易相・ディビッド・エマーソン氏は、「数字からも明確なように、カナダの将来は中国との関係にかかっている」と語る。「貿易・外交の両面において、中国との関係を深めることの重要さを疑う者はほとんどいない」と同氏。

しかし、両国関係は相互利益の下でのみ成立する。同氏はまた、中国もカナダの製品とサービスを享受できるし、北米市場の門としてのカナダ市場の戦略的重要性も利用できると述べる。興味深いのは、最近のカナダの株式市場の高騰だ。オーストラリアと並んで、カナダ株は先進国で最も好成績を上げている。(翻訳・編集/津野尾)

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