21世紀は「中国の世紀」=ライバルはインドと米国―中国紙

Record China    2010年1月16日(土) 23時0分

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10日、「21世紀の覇権を巡り世界が論争、主役は中国かインドか」と題した論説文を中国紙が掲載した。写真は2010年上海万博の工事建設現場。

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2010年1月10日、環球時報は「21世紀の覇権を巡り世界が論争、主役は中国かインドか」と題した論説文を掲載した。以下はその要約・抜粋。

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21世紀は「中国の世紀」か、「インドの世紀」か、それとも「アジアの世紀」なのか。あるいは「米国の世紀」の終焉はまだなのか。「中国経済の台頭は日本、インド、アジアNIESのそれとは根本的に異なる。むしろ1世紀前の米国の台頭を彷彿(ほうふつ)とさせる」―。オハイオ州立大学の経営学教授・オーデッド・シェンカー氏は著書「中国の世紀」(The Chinese Century)でこう断言した。

「チャイメリカ」という造語の発明者であるハーバード大学の歴史学教授・ニーアル・ファーガソン氏も、09年の最後に寄稿した文章で「われわれは欧米が統治した500年の歴史の最終段階に立っている」と述べている。ファーガソン氏は、「中国は78〜04年の26年間で、英国が1830〜1900年までの70年かけて勝ち取った発展と匹敵する成果を得た」とも指摘した。英国のコラムニスト・マーティン・ジャックス氏は「20〜30年後に世界はさらに中国化する。中国はかつての欧米諸国のように、世界を導く文明国家となるだろう」とインタビューで語っている。日本の西日本新聞は社説(5日付)で、「いまや米中の『G2』抜きに世界的な問題は動かせない」と断定。韓国メディアも「中国台頭論」をさらに強調する。

「中国の世紀」という言い方がある人々にとって多少過激だとしても、「アジアの世紀」の到来を否定する者は誰もいまい。国際的発言力と資産が西から東へ移動しており、アジアにおける外貨準備高上位7か国の外貨準備高は、以下の149か国の外貨準備高の総和に匹敵する。しかし、「米国よ、喜べ。米国はまだ世界一の座にある」。米国の指導力が欠ければ、多くの国際問題に解決は与えられない。(翻訳・編集/津野尾)

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