Record China 2010年1月12日(火) 19時4分
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10日、09年の高級ブランド品に関する調査から、中国人から最も好まれているブランドはルイ・ヴィトンだということが分かった。写真は07年5月、北京市で摘発されたルイ・ヴィトンのコピー商品。
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2010年1月10日、環球時報によると、09年の高級ブランド品に関する調査から、中国人から最も好まれているブランドはルイ・ヴィトンだということが分かった。現在、ルイ・ヴィトンの主要顧客は米国ではなくアジアの国々となっている。
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08年の統計によると、ルイ・ヴィトンの年間販売総額の30%をアジアの国々が占め、米国を上回る最大の市場となっていることが明らかになった。かつてはアジアでのルイ・ヴィトン顧客国といえば日本だったが、現在は中国やインドなどの新興国も大きな市場となっおり、今では正規製品・コピー品ともに大きな市場となっているという。こうした欧米ブランド振興の背景には、アジア市場における各社の販売戦略の成功と、消費客らの欧米崇拝やブランド信仰が存在すると記事は指摘している。
1981年にアジア地区としてルイ・ヴィトンの初店舗を構えた日本では、08年に24億ドルの売上げを記録、同ブランドの総売上げの10%を占めている。6人に1人がルイ・ヴィトン製品を所持しているとの統計もあり、長年の使用に耐え、ブランドとしてのネームバリューもいまだ保持している点が消費者の支持を得ていると分析されている。
03年に進出したインドは、現在国内5店舗のみという状況。PR不足や販売関連法規の未整備などもあり、その進出のスピードは速いとは言えない。また、宗教的な背景から、欧米式ファッションの浸透には困難があるとされている。しかし、同社インド部門の担当者によると、今後5年間で育ってくる消費者層は欧米化した思想やライフスタイルを持つ者が多いため、大きな発展が期待されるとしている。
92年に進出した中国は、非常に成長が期待される市場。世界ぜいたく品協会(WLA)の中国地区担当者によると、09年におけるLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンS.A.)の売り上げは179億3600万ユーロ、うち傘下のルイ・ヴィトンが売上げ25%を占めるが、うち39%が中国市場での売上げとなっている。
各高級ブランドとも金融危機の影響で売り上げを落としている中、成長著しい中国やインドなどの新興国での見通しは明るく、各社ともこうした国々での販売に力を入れているという。(翻訳・編集/岡田)
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