メラミン入り乳製品が再び流通、「廃棄処分の徹底を」―中国衛生部

Record China    2010年2月1日(月) 13時25分

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1月30日、中国でメラミン入り乳製品が再び市場に出回っていた問題で、中国衛生部の陳竺部長は「1つ残らず廃棄処分するよう徹底する」との姿勢を示した。写真は08年11月、江西省で廃棄処分された「三鹿集団」製の粉ミルク。

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2010年1月30日、中国で08年に乳幼児約30万人に健康被害を与えたメラミン入り乳製品が再び市場に出回っていた問題で、中国衛生部の陳竺(チェン・ジュー)部長は「1つ残らず廃棄処分するよう徹底する」との姿勢を示した。1日付で新華網が伝えた。

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陳部長は同日開かれた全国食品安全整頓工作会議の席で、「食の安全対策が強化された結果、09年は大きな事故は起こらなかった」としたものの、「一部の地域で徹底されておらず、食品事故はいまだに度々起きている。一部の食品会社の無責任な姿勢により、いまだに安全性が脅かされている」と指摘した。

陳部長によれば、当局による徹底した対策が進む中、一部の企業や個人が消費者の安全を顧みず、利益だけを追求した結果、09年も一部の地域でメラミン入り乳製品の流通が確認された。これらは08年に廃棄処分されなかった原材料を使って生産されたものだった。

こうした現状を受け、陳部長は「食の安全を全国に徹底させる。廃棄処分漏れのないよう、徹底した追及を行っていく」と宣言。今年は食品事故を起こさないよう、根本的な解決を図っていくとの姿勢を示した。(翻訳・編集/NN)

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