<中華経済>中国人民銀が物価上昇懸念、V字回復も楽観戒め

Record China    2010年2月3日(水) 6時34分

拡大

29日、中国人民銀行(中央銀行)は2009年第4四半期のマクロ経済情勢分析リポートを発表し、物価の上昇傾向に懸念を示した。写真は今冬、寒波のために価格が高騰している市場の野菜。

(1 / 4 枚)

2010年1月29日、中国人民銀行(中央銀行)は2009年第4四半期のマクロ経済情勢分析リポートを発表し、物価の上昇傾向に懸念を示した。

その他の写真

リポートは2009年の中国経済を総括し「世界的な金融危機の中、好転に向かった」と評価。投資の伸びや消費の活発化に加え、輸出入、工業生産ともに回復が鮮明化したとの見方を示した。

一方、2010年のマクロ経済について「多くの課題に直面している」と指摘。特に物価について、貸し出しの急伸や国際商品市況の上昇が上昇圧力につながるとして懸念を表明した。

不動産価格の上昇についても「一部の大都市では平均住宅価格がすでに07年後半のピークを超えている」として、警戒感を示した。

輸出に関しても2009年12月の輸出入は急回復したが、世界的な景気回復の遅れや保護主義の台頭など、貿易環境は悪化していると指摘した。(翻訳・編集/東亜通信)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携