Record China 2010年2月9日(火) 9時0分
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7日、中国では大都市での生活のストレスからUターンする80年代生まれの大卒の若者たちが増加している。写真は清華大学の卒業式。
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2010年2月7日、環球時報によると、1月31日付シンガポール華字紙・聯合早報は、中国では大都市での生活のストレスからUターンする80年代生まれの大卒の若者たちが増加していると伝えた。
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上海外国語大学で英語を専攻した楊さん(女性)はある銀行に半年勤めたが、上海の物価とストレスで生活が困難になり、故郷の中国西部・甘粛省張掖市に帰ることを決意、そこで翻訳の仕事をみつけたという。いま、80年代生まれの若者のあいだで、楊さんのようなケースが増えている。
同記事によると、こうした20代〜30代の若者のほとんどが、「都会人」になる夢を抱いて大都市で進学・就職するが、高い生活コストや生活の質の低さに耐えられず、大都市を離れ、田舎に帰って仕事を探そうとする者が急増している。于さん(女性)も、Uターンの理由を「大都市は帰属感がないし、生活コストが高く、家族と離れすぎている」と語る。専門学校で1年と少し英語を教えていた于さんだが、故郷での生活は上海より快適で、満足しているという。
「一人っ子政策」が始まった時期と重なる80年代生まれにUターン現象が起きていることは偶然ではなく、両親が子どもをそばに置いておきたいという願いも関係しているという。記事は、この現象は中国の地方都市の発展に対して、一定の貢献もしている、と指摘する。同済大学の陳強(チェン・チアン)教授も、地方が育成した人材を回収することは、一種の投資回収だと語る。
大都市の一部の企業では、中途退社し帰郷する者が新入社員の半数にも及ぶという。(翻訳・編集/津野尾)
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