Record China 2006年5月8日(月) 0時7分
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天安門広場、民族衣装に身を包むパオアン族(保安族)の男性。
◆人口/
人口は1万6505人。
◆地域/
主に甘粛省積石山のパオアン族・トンシャン族・サラ族自治県に分布し、少数は甘粛省臨夏回族自治州と青海省循化県に分布している。
◆言語/
パオアン族の人たちはパオアン族の言語を使用しており、この言語はアルタイ語系、蒙古語派に属する。大多数のパオアン族の人たちは漢語に精通している。 パオアン族の人は漢語をコミュニケーションの手段としている。
◆宗教/
パオアン族の人たちはイスラム教を信仰している。
◆歴史/
明代の万暦年間に、青海省同仁地区にパオアン営が置かれ、パオアン城が築かれた。パオアンは地名からきたものである。彼らは元代、明代の頃から、青海省の同仁地区に居住するイスラム教を信仰する一部の蒙古族、および回族、漢民族、チベット族、トウ族と長期にわたって付き合ってきた。封建的な農奴主の抑圧を受けたため、パオアン族の人たちは現在のパオアン族が唯一集中的に居住している地区――甘粛省積石山パオアン族、トンシャン族、サラ族自治県大河家郷の三つの村に移住することになった。
◆文化/
パオアン族の人々は主に農業に従事し、少数の人たちが牧畜業と手工業に従事している。小麦、とうもろこしを用いた饅頭や揚げパンを主食としている。肉は羊、鶏、牛肉を食べる。お正月以外は、イスラム教と変わらない祭りを行っている。昔、ポオアン族はイスラム教以外の民族と通婚しないという風習があったが、現在そのような風習は薄れている。
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