「金持ちの二代目」と呼ばないで!マイナス報道の払拭目指す企業家の子女たち―中国

Record China    2010年2月12日(金) 0時16分

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9日、「富二代(金持ちの二代目)」という呼称を嫌う企業家の子女たちは、自らを「新世代企業家」と称し、親とは別の新しい事業に挑戦したいと考えている者も多いという。写真は上海。

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2010年2月9日、中国で最近よく耳にする「富二代(金持ちの二代目)」という呼称。私営企業の経営者の子供たちは自分たちを指す「富二代」というマイナスイメージの言葉を嫌い、自らを「新世代企業家」と称して、親から受け継いだ事業とは別の新しい事業に挑戦したいと考えている者も多いという。広州日報が伝えた。

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広東省工商業連合会が今年1月末に発表した省初の「富二代」に関する調査報告によると、今後5年から10年の間に経営者の世代交代を計画している私営企業のうち、30.5%が「経営者の2代目が跡を継ぐ」と答えていることが判明。中国でも企業の御曹司や令嬢といえば「高級外車を乗り回し、いつもブランド服を着て、豪邸に住む」というイメージがあり、このところひき逃げ事故や大学内での婚約者探しなどマイナス報道が度々メディアを騒がせているが、そんな彼らにも一般市民には理解し難い苦労や悩みがあるという。

100人以上の「富二代」を集めた非営利団体「接力中国(接力中国青年精栄協会)」の理事長で創始者の1人、陳豪(チェン・ハオ)氏は1982年生まれ。浙江省で数多くの企業を経営する大富豪の父親を持つ典型的な「富二代」だが、小さい頃から親の背中を見て育ち、跡継ぎとしてのプレッシャーを感じていたと話す。

「接力中国」のメンバーのうち70%が「親の会社を継ぐ」と答えており、周囲の期待が彼らにとって大きなストレスになっているという。「富二代」のほとんどが大卒以上の高学歴で、その多くが海外留学を経験。親と異なる経営方針を持っている者はほぼ半数の49%で、自分で起業した者も54%と半数を超えていることがわかった。(翻訳・編集/本郷)

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