Record China 2010年2月12日(金) 8時59分
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10日付重慶晩報によると、1月30日に発表された報告書「中国近代化報告2010」は、21世紀中に中国が先進国になる可能性はわずか4%しかないと分析した。写真は南京市郊外。1台のトラクターに出稼ぎ農民がすずなりに乗り込んでいる。
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2010年2月10日付重慶晩報によると、1月30日に発表された報告書「中国近代化報告2010」は、21世紀中に中国が先進国になる可能性はわずか4%しかないと分析した。
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報告書は、中国の多過ぎる人口、地域間の不均衡な発展、一部業種に偏った経済、緩慢な政治改革、巨大な格差、資源不足及び環境負担が増加などの問題から、中国が先進国になる可能性は4%、あるいはそれ以下だと指摘した。
この結論はネットユーザーの怒りを招いている。56%が結論に疑念を呈しており、賛同者はわずか28%に過ぎない。報告書の責任者を務めた中国近代化研究センターの何伝啓(ホー・チュアンチー)主任は、歴史的経験に従えば中国が先進国の仲間入りをする可能性はほとんどない。ゆえに中国は独自の発展の道を切り開く必要があると主張している。
何主任が考える「中国独自の道」とは、2段階の近代化を同時に進めること。すなわち農業社会から工業社会、工業社会から知識産業社会への変革を一気に進める必要があるという。この試みに成功すれば、先進国入りの可能性は4%から20〜30%へと大きく高まるという。
何主任は先進国入りは中国にとって宿命的な意味を持つと話す。「1人当たりの収入で見ると、1700年時点で中国の順位は世界18位。もし21世紀末に先進国入りを果たせば、400年の時を超えて再び世界上位20位に入ることになります。これこそがまさしく中華民族の復興でしょう」と語った。(翻訳・編集/KT)
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