老人ホームに入所の高齢者、44%は“やむを得ず”―中国

Record China    2010年2月21日(日) 9時6分

拡大

18日、老人ホームに入所する高齢者の44%は「家族が面倒を見きれないため、やむを得ず」入所していることがわかった。写真は浙江省温嶺市の高級老人ホーム。

(1 / 3 枚)

2010年2月18日、京華時報によると、全国高齢者工作委員会民営老人介護サービス機構が発表した調査報告書から、老人ホームに入所する高齢者の44%は「家族が面倒を見きれないため、やむを得ず」入所していることがわかったと新華社が報じた。

その他の写真

また、「家よりも老人ホームのほうが良い」という理由で入所するケースも多く、39%。「子どもに迷惑をかけたくない」という理由で入所する人は16%だという。高齢者が実際に老人ホームに入所する際に重視する点は、費用(50%)、サービス水準(24%)、自宅からの距離(18%)、住環境(8%)などで、高齢者の収入が依然あまり高くないことを反映している。

また、民間の老人介護施設は人手不足が深刻になっており、労働の長時間化や労働内容の厳しさなどから、職員が定着しないのが理由だという。

同機構の調査結果では、こうした施設への入居者は70〜89歳が64%を占めるが、60歳以下も14%存在する。彼らの入居理由は主に、独立して生活する能力がないうえ家族の扶養が得られないことだという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携