<怖い中国事情>卒業できないダメ学生向けに偽造学位記を販売―シンガポール

Record China    2010年2月24日(水) 19時11分

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22日、マレーシア華字紙・光明日報は、シンガポールでニセ学位記が流通していると報じた。主に成績が悪く卒業できなかった中国人学生が、親に見せるために買って帰るようだ。写真はシンガポールの南洋理工大学。

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2010年2月22日、マレーシア華字紙・光明日報は、シンガポールでニセ学位記が流通していると報じた。主に成績が悪く卒業できなかった中国人学生が、親に見せるために買って帰るようだ。中国新聞網が伝えた。

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光明日報記者が接触した偽造集団の仲介者によると、偽造学位の値段は300〜4000シンガポールドル(約1万9400〜25万9000円)と大きな幅がある。偽造学位記の製造コストはわずか0.7シンガポールドル(約45円)と安く、利益率はとてつもない高さとなる。ただし偽造学位記は紙質が悪く印刷も荒いもので、仲介人は「顧客には両親を騙す時にだけ使うように言っている。仕事捜しに使えば、中国だろうとシンガポールだろうと大変なことになる」と説明した。

仲介者の男性はシンガポール理工学院の卒業。一度は多国籍企業に就職し月給2000シンガポールドル(約25万9000円)の職についていたが、半年前に仕事をやめ主に「偽造業」に従事しているという。この半年で偽造学位記10枚が売れたと話している。

留学熱が高い中国人は今や世界各地に留学しているが、勉強についていけず、学位を取得できないケースも少なくない。英国では今年1月、学位証明書500件以上を偽造した元中国人留学生が有罪判決を受けている。「親にあわせる顔がない」という気持ちにつけこんだ偽造商売はまだまだ広がりそうだ。(翻訳・編集/KT)

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