ダグール族（达斡尔族）

◆人口／ 　

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１３万２３９４人。

◆地域／　

主に内蒙古自治区モリダワ・ダフール族自治旗と近くの旗県、黒竜江省チチハル市郊外地区と近くの県に居住し、少数の人たちが新疆ウイグル自治区ターチョン県に居住している。

◆言語／　

ダフール族の人々はダフール語を使用する。ダフール族の言葉は語彙が豊かで、漁業・牧畜・狩猟、農耕を表わすものが多く、その中には漢語、満州族語、オウンク語から吸収した語彙もある。ダフール族には自民族の文字がなく、主に漢語を使用し、少数の人たちは満州族語、蒙古語、カザフ語に通じている。

◆宗教／　

ダフール族はシャーマニズムを信仰している。シャーマニズムは自然崇拝、トーテム崇拝、祖先崇拝を含めた原始宗教。少数の人たちはラマ教を信仰している。

◆歴史／

ダフール族は、中国北部地区の悠久の歴史と農耕文化を持つ民族である。ダフールは「耕すもの」の意。研究によると、清代、ダフール族は八旗制度（旧時、満州の戸籍制）に編入され、辺境の要衝を守るため、新疆へ出征したことがある。そのため東北地区のほか新疆のターチョンにもまだ数千人のダフール族の人がいる。中国の歴史の中で、ダフール族の人たちは、他の民族の人々とともに中国の北部国境地帯の開発に努め、帝政ロシアの侵入に抵抗するうえで不朽の業績がある。

◆文化／　

ダフール族の男子たちはホッケーを好み、モリダワダオール族自治旗は「ホッケーの里」と称えられている。またダフール族の衣装はモンゴル族のものと似ており、モンゴル族伝統の相撲、競馬なども好む。

祭りの行事はお正月など、漢民族とほとんど変わらない。