2010年2月26日、中国のスポーツニュースサイト「捜狐体育」によると、バンクーバー冬季五輪フィギュア女子シングルで現地時間25日に金メダルを獲得した韓国のキム・ヨナ（金妍児）について、世界3大メディアのAP通信、AFP通信、ロイター通信がそろって大々的に報じた。

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AP通信はキム・ヨナが自己ベストを18点以上も上回る228．56点という世界最高得点をマークして優勝したと報じ、韓国フィギュア史上初の金メダリストになったと紹介。銀メダルは日本の浅田真央、銅メダルは4日前に母親を亡くしたカナダのジョアニー・ロシェットという結果になったが、ロシェットの銅メダルはカナダの女子フィギュア界にとっては1988年以来のメダル獲得となったと伝えた。

AFP通信もキム・ヨナの金メダルを報じたほかに、2位の浅田真央と23点以上の得点の開きがあったことから「その差は明らかだった」と表現。金メダル決定直後のキム・ヨナの「あんな得点が出たことが信じられない。本当に驚いた」との言葉を伝え、「会場に詰めかけた1万1000人の観客はキム・ヨナの演技に圧倒された」とつけ加えた。

ロイター通信は銅メダルのジョアニー・ロシェットについて「悲しみのなかで演技を全うした24歳のロシェットは、演技終了後に自分のスケート靴にキスをした」と報道。「この結果を誇りに思う。私の人生にとって最も重要な時間だった。母と2人の夢を達成できた」というロシェットのコメントも紹介した。（翻訳・編集/本郷）