Record China 2010年3月1日(月) 19時30分
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28日、バンクーバー冬季五輪が幕を閉じたが、五輪開催による負債総額は50億ドルに達する見込みであることが明らかになった。写真はバンクーバー五輪について報じる中国紙。
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2010年2月28日(日本時間3月1日)、バンクーバー冬季五輪が幕を閉じたが、米ニューヨーク・タイムズ紙、英タイムズ紙などの海外メディアによると、五輪開催による負債総額は50億ドルに達する見込みであることが明らかになった。法制晩報が伝えた。
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タイムズ紙によると、バンクーバー冬季五輪にかかった総費用は、当初試算の10倍の約60億ドルだという。セキュリティーシステムに投じた費用だけでも、当初試算の1億6500万ドルを大幅に上回る10億ドル。収入はわずか10億ドルにとどまっており、負債となる50億ドルは最終的にバンクーバー市民58万人の肩にのしかかることになるという。08年の北京五輪が最終的に10億元(約130億円)超の黒字収支だったのとは対照的だ。
記事によると、今回の冬季五輪開催にあたって、同市では多数の市民団体による反対運動が起こっていた。その中で最も激しく反対したのはある「反貧困」団体で、同団体は、貧困人口が64万人に上り、児童貧困率が6年連続で全国一、失業率も全国一のブリティッシュコロンビア州で冬季五輪を開催する意義を疑問視してきた。同団体は、五輪開催費の60億ドルがあれば社会福祉費を5年間にわたり50%増額できたと主張している。(翻訳・編集/津野尾)
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