北京五輪妨害テロを予告のトルキスタン・イスラム党トップ、米無人機により死亡―海外メディア

Record China    2010年3月2日(火) 14時36分

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1日、新疆ウイグル自治区独立を目指すトルキスタン・イスラム党トップが米無人機のミサイルにより死亡していたことがわかった。写真は中国の武装警察がトルキスタン・イスラム党のテロを想定して行った対テロ演習。

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2010年3月2日、環球時報がロイターとドイツ通信社(dpa)の報道をもとに伝えたところによると1日、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)独立を目指すトルキスタン・イスラム党の広報・Abdul-Haq al-Turkistaniが、米無人機のミサイルにより死亡していたことがわかった。Abdul-Haq al-Turkistaniは北京五輪開催前、同大会妨害を目的に中国7都市でテロを行うとの声明を発表していた。

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記事によると2月中旬、米中央情報局(CIA)が無人機でパキスタン北西部部族地域の北ワジリスタン地区を爆撃した際、彼が乗っていた車にミサイルが命中し、彼を含む合計3名が死亡したという。パキスタンで活動している情報員はこの事実をすでに確認しており、タリバン幹部もこれを認めているという。

同記事は、Abdul-Haq al-Turkistaniは03年10月に事実上同党のトップとなり、09年4月には米政府から「テロリスト」に指定されていたと伝えた。北京五輪前のテロ予告以外に、08年5月に雲南省、上海市、浙江省温州市で起きた路線バス爆破事件の犯行声明も発表している。同党は09年8月にも、ウイグル暴動での中国政府の鎮圧に対する報復声明を発表、インターネットで公開された映像では「全世界の中国人が攻撃を受けることになるだろう」などと、中国人を対象としたテロ発動を予告していた。(翻訳・編集/津野尾)

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