Record China 2010年3月3日(水) 19時32分
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28日、中国でオンラインゲーム産業が大盛況だと仏・AFP通信が伝えた。その市場の勝ち組は国内企業で、海外メーカーは趣向の違いなどからユーザー獲得に苦戦している。写真はネットカフェでゲームに興じる中国の若者。
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2010年2月28日、AFP通信は中国におけるオンラインゲーム産業の盛況ぶりについて報道した。公式統計によると2009年、中国のオンラインゲーム市場の規模は260億元(約3394億円)となっており、前年比で39.5%の上昇が見られた。3月1日付で環球時報が伝えた。
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記者が北京市内のインターネットカフェを取材したところ、多くの若者がヘッドフォンをつけ、モニターに集中。声をかけても返事がないほどだ。店員に聞いたところ、「利用料は1時間3元(約39円)。客の多くは4〜5時間は滞在する」と語る。政府によると、若者のうち2400万人がインターネット中毒で、さらにその半数がオンラインゲーム愛好家だという。
こうした市場の勝ち組はもっぱら国内企業。中国市場専門調査企業JLMパシフィック・エポック社のアナリストDaniel Vlad氏によると「海外のゲーム開発会社は苦戦期へ入っている」という。「欧米のプレイヤーと異なり、中国のプレイヤーはより多くの時間をゲームに費やすため、趣向が異なり、その満足を得るのは困難」と語る。そのため、欧米製ゲーム離れが進んでいる。また、中国のビデオゲーム産業に詳しいマルチメディア系コンサル企業Niko Partnersの創業者Lisa Hanson氏によると「文化的ギャップ以上に、政府によるインターネットへの管理が最大の障害だ」という。
こうしたインターネットゲームの中国市場での盛況は、コンピューター製品が廉価であること、ネットワークへの接続料金が割安であることが考えられる。マルチメディア系調査企業i Researchによると、「オンラインゲームは今後数年間、IT産業の中心でい続けるだろう」という。同社は、2012年には市場規模は730億元に達し、ユーザー数は2億7000万人に達すると予測する。(翻訳・編集/小坂)
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