産業事故、2009年は発生件数38万件、死者1日平均220人―中国

Record China    2010年3月4日(木) 10時3分

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2日、中国の2009年の事故発生数は38万件に上り、計8万3196人、1日平均約220人が死亡したことが分かった。写真は09年9月に河南省平頂山市の炭鉱で発生したガス爆発事故。

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2010年3月2日、中国国家安全生産監督管理総局の黄毅(ホアン・イー)報道官は新華社のインタビューに応じ、2009年の中国の事故発生数は38万件に上り、計8万3196人が死亡したと語った。生産に関わる安全性への配慮がなお不足している現状が明らかとなった。中国新聞社が伝えた。

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中国では2009年は「安全生産年」と位置付けられ、生産に関わる安全性への意識が高められたものの、中国中央電視台(CCTV)社屋の火災事故や黒龍江省鶴崗市の炭鉱事故など大型事故が続いた。これについて黄報道官は「安全生産の基礎が完成しておらず、厳しい状況である」と語った。

黄報道官が厳しい状況だと判断する理由は以下の5点。一点目に事故の発生数がなお多いこと。09年は年間合計38万件、1日平均にして約1000件発生し、計8万3196人、1日平均約220人が死亡した。二点目に、大型事故の発生に対し、有効な抑制・対策が見出されていないこと。三点目に違法生産がなお存在し、大型事故の50%は違法生産が導いたこと。四点目に安全生産の基礎がなお薄弱であり、保障能力に問題が残ること。五点目に安全管理が不十分なことだ。

黄報道官は、2010年も引き続き「安全生産年」と位置付け警戒を強めるべきだと強調。事故の予防、監督の徹底、責任問題の追求などを重点化し、事故の発生数を減らし、情況好転の実現を目指す考えを示した。(翻訳・編集/小坂)

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