<在日中国人のブログ>東京と大阪、同じ日本でもこんなに違う

Record China    2010年3月3日(水) 20時46分

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2日、日本新華僑報の蒋豊編集長は「東京と大阪はこんなに違う」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は大阪。

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2010年3月2日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「東京と大阪はこんなに違う」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。

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72年に日中の国交が正常化してから、東京と北京、大阪と上海が友好都市の提携を結んだ。東京と北京は首都で政治文化の中心。大阪と上海は商業の街だ。中国人は北京人と上海人をよく比較するが、日本人も関東人と関西人というくくりで地域性の違いを比較する。

07年6月の「時の記念日」に時計メーカーのセイコーが「東京人と大阪人の時間感覚」に関する比較調査を行ったところ、「レストランで料理が運ばれてくるまで、イライラしないでどれくらい待てますか?」との質問に「30分まで」と答えた人は、東京人が12.1%、大阪人は2.8%だった。つまり、大阪人の方がかなりせっかちということになる。

銀行のATMに並ぶ時、東京人は静かに整列して待つ人が多いが、大阪人は待ち切れない様子でしきりに前方をのぞきこむ。横断歩道で信号が青に変わるとさっさと歩き始めるのも大阪人だ。東京人はまず左右を確認してから渡り始める。電車の中で携帯電話が鳴ると、東京人は小声で電車の中であることを伝えてからすぐに切る。だが、大阪では電車の中で通話している人は多い。

東京人はよそよそしくて冷たいが、大阪人は親切だ。東京でタクシーに乗ると目的地まで黙っていることが多いが、大阪では運転手さんが気さくに話しかけてくる。また、総務省の調査によると、東京人は年に2万8854円分の本を買うが、大阪人は1万8730円。大阪人の方が本を読まないが、その分話したり聞いたりすることが好きなのだろう。

こうして比較してみると、東京と大阪にはこんなに違いがある。だが、いずれもみんながみんな、そうである訳ではない。それに、まだまだ多くの違いがありそうだ。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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