Record China 2010年3月4日(木) 16時54分
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4日、中国の第11期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の記者会見が北京で行われ、李肇星報道官が2010年の国防予算が前年実績比7.5%増の5321億1500万元(約6兆9000億円)になると明らかにした。写真は新疆ウイグル自治区の国境警備隊。
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2010年3月4日、中国の第11期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の記者会見が北京の人民大会堂で行われ、李肇星(リー・ジャオシン)報道官が2010年の国防予算が前年実績比7.5%増の5321億1500万元(約6兆9000億円)になると明らかにした。人民網が伝えた。
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中国の国防費が1ケタ増に止まったのは22年ぶり。昨年まで21年連続で2ケタ増を記録していた。李報道官は「国防予算が財政支出予算全体に占める割合は6.3%、国内総生産(GDP)ではわずか1.4%」と述べ、米国や英国などと比べて低い割合であると強調。しかし、中国は昨年、空母建造の意向も明かしており、軍備増強に対する国際社会の警戒感はかえって増している。
国防費の用途については「中国の特色ある軍事改革」や「士官や兵士たちの待遇改善」に充てられるとしたほか、その透明性については07年から「国連軍事費支出報告制度」に参加していると説明。「中国の限られた軍事力はすべて国家主権と領土を守るために使われる」と強調した。
なお、予算案に空母建造の研究開発費が含まれているかどうかについては答えなかった。予算案は5日に開幕する全人代に提出される。(翻訳・編集/NN)
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