2010年3月4日、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮軍の下士官1人が2日、南北軍事境界線を越えて韓国側に亡命し、さらに数人の北朝鮮兵士がそれを追って境界線を越える事件が発生していたと発表した。中国新聞社が伝えた。

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韓国軍報道官は、これら数人の北朝鮮兵士について「交戦規定に基づき放送で警告を発し、警告射撃を行ったところ、速やかに撤退した」と説明した。しかし、韓国メディアは匿名の韓国政府関係者の話として、「後を追った北朝鮮兵士は3〜4人で、いずれも韓国側への亡命を試みていた」と報道。亡命に成功したのは下士官1人で、後を追った兵士のうち1人は北朝鮮軍に射殺され、他の数人は行方不明としている。この報道に対し、韓国の国家情報機関は「事実関係を調査中」と発表している。

また、韓国・聯合ニュースも、北朝鮮の下士官1人が2日の午後7時（現地時間）ごろ、韓国側に亡命したと伝えたほか、韓国政府筋が3日、北朝鮮の下士官1人が2日、江原道（カンウォンド）で軍事境界線を越え、韓国側に亡命した」と明かしている。（翻訳・編集/NN）