2010年3月5日、中国新聞社によると、中国政府は新疆ウイグル自治区の治安維持体制を強化し、特殊警察部隊員を5000人増員することを決定。5日までに約2300人が任務に就いた。

【その他の写真】

新たに配置された約2300人は特別訓練を受けた退役兵士や警察学校の卒業生らが中心。今後1か月は全国各地から派遣され同地区の警備にあたっている特殊警察部隊員とチームを組み、実践訓練を積んだ後、4月以降はそれぞれ単独で任務にあたる。

特殊警察部隊は暴力事件への対処、巡回勤務など安全確保のための日常活動以外に、集団性の事件や各種突発事件に対応する特殊任務を担っている。同自治区のウルムチでは昨年7月に騒乱が発生して大きな混乱に陥っており、特殊警察部隊の増員は暴動の再発防止、テロ行為の鎮圧、破壊活動の防止などを念頭に置いた対策とみられる。（翻訳・編集/HA）