予算7・5%増の中国軍、ハイテク化・兵員削減で軍事先進国目指す―英メディア

Record China    2010年3月9日(火) 9時2分

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4日、海陸空軍と戦略核ミサイル部隊を擁する中国軍の軍事力に関する分析記事をロイターが掲載した。写真は建国60周年を記念して行われた中国空軍によるアクロバット飛行。

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2010年3月4日、ロイターは、海陸空軍と戦略核ミサイル部隊を擁する中国人民解放軍(中国軍)の軍事力に関する分析記事を報道した。5日、東方網が伝えた。

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記事によると、中国の2010年の軍事予算は前年比7.5%増とされ、予算増加速度が緩やかになっているが、軍事アナリストらは中国政府が軍事力の現代化を進めているのではないかとみているという。

中国政府の公式発表では2010年の軍事予算は5321億元(約779億5000万ドル)で、09年に実際に使用された軍事費よりも370億ドル多い。しかし、軍事アナリストのほとんどは軍事費はこの数字以上だとみている。ちなみに米国の軍事予算は他を引き離して世界一を保持、2011年は7080億ドルになると見込まれている。

逆に兵力では中国の武装部隊は230万人規模、150万人の米軍を寄せ付けず世界一。中国は現在、兵力規模を縮小し、戦闘のハイテク化に対応できる現代的な軍への転換を図っていると同記事は指摘した。中国が台湾の武力統一をあきらめたことは一度もなく、中国では台湾を決して失ってはならない神聖な領土だとする考えも根強い。

中国空軍は兵力40万人に加え戦闘機2000機を有し、世界で3番目の軍事力を誇る。海軍は兵力29万人、軍艦72隻を保有するが、軍艦の大部分は老朽化しているという。(翻訳・編集/津野尾)

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