Record China 2010年3月11日(木) 21時10分
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10日、2050年に中国の高齢者人口が4億人を超え、国民4人に1人の割合に達すると推計されている。写真は遼寧省瀋陽市の公園。
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2010年3月10日、中国では2050年に60歳以上の高齢者人口が4億人を超え、国民4人に1人の割合に達すると推計されている。高齢化が加速し、「富むよりも先に老いる」問題の突出が改めて注目されている。中国新聞社が伝えた。
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中国人民政治協商会議全国委員会人口資源環境委員会の張黎(ジャン・リー)副主任によると、中国は1999年に高齢化社会に入り、現在はすべての年齢層の中で高齢者人口の増加が最も著しく、「高齢者人口の発展期」に入っている。08年の段階で60歳以上の人口は1億6700万人に達しており、2050年には4億人を超える見込みだという。
同委員会が09年に江蘇、山東、遼寧、甘粛などの省で行った調査で、早急に解決すべき高齢化に関するいくつかの問題が見つかった。具体的には「高齢者人口の増加と年金保障の負担能力に関する矛盾」「労働力人口の減少と被扶養人口の増加の矛盾」「人口流動化の加速と家庭に残された高齢者の世話人不足の矛盾」「高齢者の多様化するニーズと高齢者向けサービス未整備の矛盾」「高齢者向けのサービス・管理体制と現行体制の矛盾」などが挙げられた。
こうした問題に対し、張副主任は「社会保障システム制度化の完成の加速」「高齢者福祉施設機構の確立や施設建設の推進」「高齢者向け産業の育成と高齢者の世話・介護のための訓練システムの確立」「行政管理機構改革の加速」の4つの意見を提案している。(翻訳・編集/HA)
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