<新型インフル>今春に再流行の恐れ、当局がワクチン接種を呼びかけ―中国

Record China    2010年3月13日(土) 23時24分

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11日、中国疾病予防コントロールセンターウイルス予防管理所の舒躍龍副所長は、中国南部で今年の春から夏にかけて新型インフルエンザが新たに大流行する恐れがあると述べた。写真は1月、上海市での無料ワクチン接種。

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2010年3月11日、中国疾病予防コントロールセンターウイルス予防管理所の舒躍龍(シュウ・ユエロン)副所長は中国衛生部が同日行った新型インフルエンザ予防に関する記者会見で、中国南部で今年の春から夏にかけて新型インフルエンザが新たに大流行する恐れがあると述べた。12日付で新京報が伝えた。

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統計によると、今年3月7日までに中国では31省(自治区、直轄市)で新型インフルエンザの確定診断例が12万7427件出ており、うち重症例は8320件、死亡例は796件。重症発病例と死亡例のピークは09年12月上旬で、その後次第に下降している。

舒副所長は、インフルエンザの特性やこれまでの例から、インフルエンザの大流行は通常2年以上続き、その後季節性インフルエンザに移行するため、今回の新型インフルエンザの世界的流行もしばらく続くだろうと述べた。

最近の血清学データによると、新型インフルエンザの抗体を持つ中国人は30%程度とみられ、慢性疾患患者、高齢者、妊婦、肥満者はワクチンを接種することが望ましい。舒副所長は、今ワクチン接種を受けることが、将来発生するかもしれない大流行に備える意味でも非常に重要だと述べた。(翻訳・編集/中原)

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