消えゆく「海の民」、養殖業に活路を見出す―海南省

Record China    2010年3月22日(月) 0時7分

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13日、中国南部・海南省東部の陵水県は「蛋民(たんみん)」と呼ばれる水上生活者で知られている。漁港を漂って生活する彼らは、先祖代々に渡って海とは切っても切れない暮らしを営んできた。

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2010年3月13日、中国南部・海南省東部の陵水県は「蛋民(たんみん)」と呼ばれる水上生活者で知られている。漁港を漂って生活する彼らは、先祖代々に渡って海とは切っても切れない暮らしを営んできた。チャイナフォトプレスの報道。

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かつては広東省や福建省、香港、マカオの沿岸域でも見られた彼ら“海の民”。近年は減少の傾向にあり、海南島や広東省を中心にわずかに8万人が残るとされる。陵水県の蛋民たちは広東省の珠江流域から流れ着いたと言われ、舟を住みかとし、魚の養殖を主な生業としている。その生活水準から差別的な目線も厳しい。

近年、彼らの養殖業は活況で、魚やエビ、貝類、海藻類など20種以上の海産物を年間1万tも出荷しているという。その売り上げは2億元(約26億5000万円)以上に上るという。陵水県の漁港は蛋民のいけすが網の目状に海面を覆ってひとつの名物となっており、それはそのまま彼らのたくましさを表しているようでもある。(翻訳・編集/愛玉)

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