「契約間近」だったはずの吉利汽車のボルボ買収、一転し難航局面に―中国紙

Record China    2010年3月20日(土) 13時20分

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19日、吉利汽車の李書福会長は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの取材を受け、契約間近と伝えられてきたフォード傘下の自動車ブランド・ボルボの買収が難航していることを認めた。写真は09年11月、広州モーターショーのボルボブース。

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2010年3月19日、中国自動車メーカー・吉利汽車の李書福(リー・シューフー)会長は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの取材を受け、契約間近と伝えられてきたフォード傘下の自動車ブランド・ボルボの買収が難航していることを認めた。

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19日付「蓋世汽車網」は李会長の発言を報じた。「われわれとフォードの交渉は難航しており、多くの不透明性、不確実性がある。もし交渉が失敗に終わるとすれば、問題はわれわれの側にはない」と発言した。契約は時間の問題とまで言われてきた吉利汽車のボルボ買収に一体何が起きているのか。

18日付「網易」は、ボルボの業績改善に伴い、買収に必要なコストが上昇すると分析している。今年1−2月、ボルボの中国市場販売額(輸入車)は前年同期比140%増と大幅な伸びを見せた。中国生産のS40も80%増の998台、S80は100%増の1959台と好調だ。18日にはC30の中国市場投入が発表された。赤字体質だったボルボだが、年40万台の販売で黒字に転換するという。中国市場の急成長を考えれば、十分に実現可能な数字だ。こうした状況を受け、一部でフォードはボルボを手放す必要はないとの声が上がり始めている。(翻訳・編集/KT)

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