中国がメコンを絞め殺した!世紀の大干ばつ=海外メディアがダム建設を批判―中国メディア

Record China    2010年3月22日(月) 6時56分

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19日、網易は記事「中国西南地区に世紀の大干ばつ=海外メディアはメコン川中国流域部のダムが原因と指摘」を掲載した。専門家は中国のダムが原因との説は事実無根と反論している。写真は今年2月、干ばつの雲南省。

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2010年3月19日、網易は記事「中国西南地区に世紀の大干ばつ=海外メディアはメコン川中国流域部のダムが原因と指摘」を掲載した。

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中国西南地区を深刻な干ばつが襲っている。「中華人民共和国成立以来最悪の干ばつです」と中国水利水力発電科学研究院洪水干ばつ予防対策研究所の専門家は語った。昨年は例年より雨期の終わりが早く、今年は乾期がいち早く到来した。雲南省だけで600万人の飲料水が不足し、農作物に15億ドル(約1360億円)もの被害が出ているという。

干ばつは中国西南地区のみならず、東南アジア各国にも深刻な影響を与えている。メコン川は十数年来で最低の水位を記録。水位が1メートルを切った地域も多く、船舶も航行できなくなった。タイをはじめとする東南アジア各国では、中国が建設したメコン川上流の複数のダムが原因との声が上がっている。タイ紙バンコクポストは「中国のダムがメコンを絞め殺した」とのタイトルで事態を報じた。

一方、中国の専門家は事実無根だと反論している。乾期の間、中国のダムは一切貯水してない。逆に雨期に貯めた水を放水するため、水量は35%増加しているという。また国境付近の建設が予定されていたダムが貴重なナマズの生息が確認されたため中止されるなど環境にも十分配慮していると主張した。(翻訳・編集/KT)

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