Record China 2010年3月25日(木) 16時54分
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22日、国連による統計から、世界各国で離婚率が上昇していることが分かった。特に韓国の離婚率は世界3位という高い割合となっている。写真は上海の公園。
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2010年3月22日、重慶晩報によると、国連による統計から世界中の多くの国々で離婚率が急速に上昇していることが分かった。欧米で離婚率が依然高い状態が続いているほか、アジア諸国でも離婚率が欧米諸国に近づきつつあり、特に韓国の離婚率は世界3位という高い割合となっている。
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米国では1950年代には夫婦の90%以上が結婚生活を10年以上続けたが、1990年代になると50%足らずに低下。近年では60歳以上の熟年離婚も増えているという。同国の専門家は離婚の原因として、寿命が延びたことや価値観の変化、離婚制度が成熟していることなどを挙げている。
注目されるのは韓国の離婚急増。韓国統計庁のデータでは、韓国の離婚率は近年、平均0.5%の速さで上昇しており、過去10年間で離婚総数は約4倍となっている。2002年には結婚した夫婦が約30万6000組だったのに対し、離婚した夫婦は約14万5000組にも上り、現在世界で3番目に離婚率の高い国となっている。中秋節(旧暦8月15日)や正月、夏休みの終わり頃になると離婚が急激に増える傾向があり、夫の両親らとの一家団らんの陰で辛い思いをする女性が多いことを反映しているという。
また、インドでは離婚率が過去10年で2倍に増えているほか、ドイツでも離婚率が下がらず、離婚を考えている人をターゲットにした雑誌や番組も登場。ブラジルでも離婚率は1985年の倍に達し、女性側が離婚を切り出すケースが多く、昨今では既婚男性を求める女性も増えているという。
中国でも離婚件数が急増している。1980年に離婚した夫婦は34万1000組だったが、2000年には121万組、2005年には161万3000組と歯止めがかからない状態。上海社会科学院社会学研究所の専門家は、離婚増加の原因として社会の変化が大きいことを挙げる一方で、政府が結婚・離婚の手続きを簡略化したことも挙げている。全国婦女聯合会婦女研究所の専門家は、女性の社会的地位や経済力が向上したことで、我慢して他人と暮らしていく必要がなくなったためだと指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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