「リサイクル油」問題、日本はどう処理?中国はその解決法を学ぶべき―華字紙

Record China    2010年3月25日(木) 17時54分

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23日、中国の「リサイクル食用油(地溝油)問題」が日中のネット上を騒がせているが、華字紙・日本新華僑報は廃油を利用した日本のゴミ収集車を紹介し、「中国も学ぶべき」と呼び掛けている。写真は重慶市内の火鍋店。火鍋には大量の油が使われる。

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2010年3月23日、中国の「リサイクル食用油(地溝油)問題」が日中のネット上を騒がせているが、華字紙・日本新華僑報は廃油を利用した日本のゴミ収集車を紹介し、「中国も学ぶべき」と呼び掛けている。以下はその内容。

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巷で騒がれている「リサイクル食用油」とは、下水道の生活汚水に溜まった廃油や残飯などを原料としたものだ。だが、生活汚水や廃油は中国だけにあるわけではない。日本にも当然ある。そう考えれば、リサイクル油は日本にも存在するはずだ。では、日本のリサイクル油は一体どこに消えていくのか?

台湾では60年代に「日本のリサイクル食用油」事件が起きたことがあるそうだ。日本と台湾の悪徳業者が結託し、日本で製造したリサイクル食用油を台湾で販売していた。日本の食品法は厳しいため、台湾でひと儲けしようと企んだものだ。ぼろ儲け出来れば平気で法を犯す輩はどこにでも存在する。この事件からも分かる通り、決して中国だけの問題ではない。

だが、60年代に起きた日本のリサイクル油問題はそれ以降、歴史から忽然と姿を消した。その理由は、法で厳しく規制したのはもとより、日本人はそれを作ったり売ったりしようとは考えないからだ。たとえそれを手に入れたとしても、食用にするなどあり得ない。

日本では最近、廃油をリサイクルした燃料で走るゴミ収集車が街のあちこちで見られるようになった。日本は「リサイクル油問題」という難題をこのような形で解決したのだ。不用品を宝物に変えるのは中国人が最も得意とするところ。日本の取り組みを中国も真似してみてはいかがだろうか。(翻訳・編集/NN)

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