世界的下落の高級住宅価格、中国では40%以上の急成長―英報告

Record China    2010年3月27日(土) 10時36分

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23日、英不動産大手・ナイトフランク社が高級住宅の価格が世界的に下落しているものの、中国では逆に不動産需要が高まっているとする報告書を発表した。写真は上海市の超高層マンション。

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2010年3月23日、英不動産大手・ナイトフランク(Knight Frank)社が発表した報告書「世界住宅価格指標(Knight Frank Global House Price Index)」の中で、高級住宅の価格が世界的に下落しているものの、中国では逆に不動産の需要が高まっているとした。2009年の新築住宅の販売件数は、米国では50万件程度だったが、中国では850万件にも上っている。24日付で法制晩報が伝えた。

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報告書によれば、56か所の主要不動産市場を調べたところ、不動産価格は平均で5.5%下落。下げ幅が最も大きいのはドバイ(アラブ首長国連邦)、アルガルヴェ地方西部(ポルトガル)、パルマ・デ・マジョルカ(スペイン)、ダブリン(アイルランド)などで、これら不動産市場では高級住宅の価格が22ポイント以上下落しているという。

しかしその一方で、中国本土や香港では不動産価格が上昇を続けている。2009年、万博開催を控えた上海市の不動産価格は1平米あたり500〜700ドルで、前年比52%増。北京や香港も同40%以上の上昇となっており、ナイトフランク社の研究責任者リアム・ベイリー氏は「北京、上海、香港の主要不動産価格が驚くべき速さで上昇している」と話している。

上海市は世界の高級住宅価格ランキングで13位につけた。なお、不動産価格1平米あたり2000〜2500ドルの香港は世界4位だった。(翻訳・編集/岡田)

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