<写真で見る中国の今>命の軽さを問う…なくならない炭鉱事故

Record China    2010年3月30日(火) 2時32分

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25日、上海市で第6回「国際報道写真コンテスト」が開催された。昨年最大の炭鉱爆発事故を捉えた写真が、戦争写真部門で銅賞を受賞した。中国ではこうした炭鉱事故が頻発、そのたびに大勢の人命が失われている。

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2010年3月25日、上海市で第6回「国際報道写真コンテスト(国際新聞撮影比賽/通称:華賽)」が開催された。昨年最大の炭鉱爆発事故を捉えた写真が、戦争写真部門で銅賞を受賞している。

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09年11月21日、中国東北部・黒龍江省鶴崗市郊外の炭鉱で発生した大規模なガス爆発事故は、同年の国内最大規模の炭鉱事故となった。坑内で発生したガス突出により、当時現場にいた作業員のうち500人超が逃げ遅れ、うち約100人の命が犠牲となった。中国当局は事故原因を「単純な“天災”とは言えない。明らかな業務上過失事故」と明言した。

中国ではこうした炭鉱事故が頻発、そのたびに大勢の人命が失われているが、これはさして珍しいニュースではない。こうした悲惨な現状の背景には、運営コスト削減のために炭鉱主が安全措置を怠るなどモラルの低さが根強くある。さらには地元自治体が事故を隠ぺいしたり、報道記者が「口止め料」として炭鉱主をゆすったりと、人命を軽視した嘆かわしい報道も聞かれる。写真はこうしたやるせない現況を克明に告発している。(翻訳・編集/愛玉)

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