中国企業による合併・買収、8割は国有企業―中国紙

Record China    2010年4月2日(金) 21時8分

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3月31日、04〜09年の買収額5000万ドル以上のM&Aのうち、8割以上が国有企業によるものだった。写真は豪資源会社・OZミネラルズが保有する鉱山など資産の大半を買収した中国国有非鉄大手の中国五鉱集団(ミンメタルズ)。

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2010年3月31日、ジーリー(吉利汽車)がボルボ・カーズを買収するなど、近年は中国企業による海外企業の合併・買収(M&A)が盛んだ。04〜09年の買収額5000万ドル以上のM&Aのうち、8割以上が国有企業によるものだったという。北京青年報が伝えた。

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中国国際金融有限公司と埃森哲和高偉紳法律事務所が共同で作成した報告によると、M&Aに対して肯定的または今後予定があると答えた中国企業のうち、47%が「合弁企業を設立する」と回答。「買収の形式をとる」と答えたのはわずか27%だった。これまでは、完全な買収を目的としていた企業が多かったことから、慎重姿勢への転換がうかがえる。報告は海外投資を行ったことがある中国企業を対象にアンケートを実施した。

04〜09年の買収額5000万ドル以上の中国企業によるM&Aのうち、81%が国有企業によるものだった。報告は、中国企業によるM&Aの多くは自然資源の権益獲得が絡んでおり、相手企業や相手国の当局は国有企業による国家絡みの戦略に不満や不公平感を抱いていると指摘している。(翻訳・編集/NN)

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