ゲームにはまり失踪した小学生、路上で母と取っ組み合い―広東省佛山市

Record China    2006年11月29日(水) 3時14分

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ネットゲームに夢中になり、5日間帰宅せず学校にも行っていなかった小学6年生の男の子が、母親に発見され取っ組み合いになった。子どもの教育に関する悩みは、どこの国でも同じかもしれない。

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2006年11月27日午前、広東(かんとん)省佛山(ぶつざん)市の健力宝(ジエンリーバオ)南路のバス停を通りかかったレコードチャイナのカメラマンは、中年の女性がジャージ姿の男の子を押し倒し、馬乗りになっている場面に遭遇した。男の子は必死に抵抗している。カメラマンは慌てて駆け寄り事情を聞いた。

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話によると女性はこの男の子の母親で、5日間行方が分からず探していた息子を偶然発見したところだという。息子は現在小学6年生だが、インターネットゲームに夢中になり、最近は街のネットカフェに入り浸りになっていた。なんとこの5日間は家にも帰らず学校にも行っておらず、連絡のない息子を心配した家族は仕事を休んで街中を探し回ったのだという。母親が通りかかったバス停で偶然に我が子を発見、手荒く捕まえようとして、いやがる息子と取っ組み合いになった拍子に2人とも転んでしまったのだそうだ。

レコードチャイナのカメラマンはこの母親に対し、ただ厳しく押さえつけるだけでは正しい教育とは言えない、きちんと対話で解決すべきだと諭した。しかし母親としては、息子は自由にさせていたらどんどん悪い道へ逃げてしまうから、力ずくで連れて帰る手段しかないのだと、涙ながらに訴えた。

確かに、5日も家に帰らずネットカフェに入り浸るなど、小学生がするべき行動ではない。2人のつかみ合いの現場を見ていた市民の通報により、警察が駆けつけたが、単なる親子ゲンカとして事なきを得た。息子は警官の説得に応じ、今日のところはおとなしく家に帰ることを承諾した。母親は安心したようだが、おそらく近い将来、再び同じことが繰り返されるだろう。子どもの教育に関しては今、どこの国でも同じような問題を抱えているようだ。

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