<続報>大規模漏水事故の炭鉱で、発生7日後に作業員9人を救出―山西省運城市

Record China    2010年4月5日(月) 11時21分

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5日未明、山西省運城市の炭鉱で先月末に発生した漏水事故で、坑内に閉じ込められた作業員のうち9人が救出された。事故が発生してから1週間。これまでの報道では、150人以上が坑内に閉じ込められているという。写真は事故現場。

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2010年4月5日未明、山西省運城市の炭鉱で先月末に発生した漏水事故で、坑内に閉じ込められた作業員のうち9人が救出された。事故が発生してから1週間。9人の健康状態は良好で、すでに病院へ搬送されている。これまでの報道では、150人以上が坑内に閉じ込められているという。新京報の報道。

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事故は先月28日午後1時40分ごろ(現地時間)、華晋焦煤有限責任公司所有の王家嶺炭鉱で発生。坑内にいた261人のうち108人が脱出したものの、153人が取り残された。だが、複数の作業員からの証言として、実際の数は260人を超えるはずだとする報道もある。王家嶺炭鉱は、ある米環境団体が「世界の10大汚染地域(06年)」に選んだ地区にあり、この地区では違法操業による炭鉱事故が頻発している。

事故発生から180時間。4日午後11時、坑内の排水を行っていた作業員らが9人の生存者を確認した。坑内には最高で水深583mに及ぶ水が流入し、毒ガスの充満も観測されたことから、生存者の存在はほぼ絶望視されていた。午前0時40分ごろ、無事に地上へ引き上げられた9人は健康状態も良好で、すぐに病院へ搬送された。なお、坑内に他の生存者がいるか、あと何人が取り残されているのかについては、まだ確認されていない。

救出が遅れた原因については、炭鉱がまだ建設中で排水設備が整っておらず、さらにその構造上、坑内の排水を行わずには救出ルートが確保できなかったことや、坑内に充満しているガスが引火する危険性があるため、人員救出用のボーリング作業が困難だったことなどが挙げられている。(翻訳・編集/愛玉)

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