新生児の男女比、改善の兆し=3年ぶりに120:100を割る―中国

Record China    2010年4月10日(土) 0時28分

拡大

7日、中国国家統計局の統計によると、09年の新生児の男女比が119.45:100となり、前年より1.11ポイント改善された。写真は男女比のバランスが崩れている中国の子どもたち。

(1 / 4 枚)

2010年4月7日、中国国家統計局の統計によると、09年の新生児の男女比が119.45:100となり、前年より1.11ポイント改善された。人民網が伝えた。

その他の写真

記事によると、同男女比は06年を除いて最近5年間、120:100を超え著しくバランスを欠いていた。人為的操作をしない場合、正常範囲は普通103〜107:100だという。しかし1982年に全新生児に占める男児の割合が高くなり始め、それ以後30年間その割合は右肩上がりで上昇している。最高記録は04年の121.2:100。

新生児の男女比の乱れは人口問題にかかわるだけでなく、さらに大きな社会問題を引き起こす。中国共産党と国務院(政府)も、「新生児の男女比の正常化」を計画的に解決すべき人口問題における5大任務のうちの1つと位置づけ、いくつかの措置を打ち出しているという。

まず社会における男女の平等を促進すること。95年に北京市で開かれた第4回女性会議が採択した「北京宣言」以来、中国政府は男女平等を基本的国策として掲げているが、これをさらに具体化しようというものだ。法律、政治、経済、教育、健康などあらゆる分野で女性の権利を守っていくことを目指す。さらに、人工妊娠中絶禁止の厳格化など法的側面における措置も強化していくという。(翻訳・編集/津野尾)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携