83%が「漢字が書けなくなった」、手書きは電子機器の手書き入力とサインだけ?―中国

Record China    2010年4月17日(土) 12時29分

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16日、コンピュータ・携帯電話・プリンタなどの普及で、「手書き」が中国の若者の生活の中からだんだん姿を消しつつある。資料写真。

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2010年4月16日、中国青年報によると、コンピュータ・携帯電話・プリンタなどの普及で、「手書き」が中国の若者の生活の中からだんだん姿を消しつつある。

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同紙が調査会社に委託して調査した結果、対象者2072人中、「日常生活で手書きの機会が多い」と答えたのはわずか25.7%で、74.2%は「手書きの機会があまりない」と答え、そのうち23.6%は「手書きの機会がほとんどない」と回答した。さらに、「手書きは全くしない」若者も4.4%いた。そのためか、「漢字が書けなくなった」という若者も83%に上った。

また、68.8%が「1年以上、他人が手書きで書いた手紙や原稿を受け取ったことがない」と答え、「2年以上受け取っていない」人々も28.3%いた。では一体いつ手書きの機会があるのか、という質問の答えで最も多かったのは「サイン」(70.8%)で、次に「試験」(68.4%)、「メモを取る時」(65.7%)などと続いた。その他、「手紙を書く時」と答えたのはわずか23.1%で、14.3%が「手書き機能付きの電子機器に手書き入力する時」と回答した。

中国人民大学文学部の張永清(ジャン・ヨンチン)副学部長は、大学入学が手書きの機会消失の分水嶺だと指摘。また、現代社会の生活リズムが非常に速くなり、情報を記述する速度により「速さ」が求められるようになっており、今後手書きは決して「主流」の座を取り戻すことはないだろう、と述べた。(翻訳・編集/津野尾)

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